「びっくり徒然」

****** 2021年5月19日 wed ****** 5964日目 ******


コロナ休業がなければ
本日は片桐幸男さんと加藤泉さんのギターデュオのはずでした
片桐さんと言えば 私が尊敬する尾崎紀世彦さんの伴奏を長年努めてきた方です
私も一曲尾崎さんの歌を歌わせていただく予定でした
そして終演後 尾崎さんの素顔の話をいろいろお尋ねするのを楽しみにしていました
もう一度改めてブッキングさせていただける日が待ち遠しいです

片桐さんのHPにこんな文章がありました

「尾崎紀世彦  1943年1月1日〜2012年5月30日(満69歳没)
 最近(2013年)、投稿Youtubeで尾崎紀世彦さんの私が一緒の頃の画像(1995年渋谷公会堂のコンサート)を否応なしに見る機会も有るのですが、ホント懐かしいなぁ〜って思います。僕が一番長く御一緒した歌手でしたので、勿論色々な事、沢山の逸話有りますが、今となってはどれも楽しい思い出で一杯です。そしてやはり素晴らしい”シンガー”だったんだなと改めて思います。生前最後に会う度に言っていた事なのですが、「もっともっと音楽したいね、もっと歌いたいね、俺から歌を取ったら何も残らないから」って言っていました。あまり仕事をしたがらない人でしたので、その言葉は、意外だなぁ〜って思いました。それとも「仕事」と「音楽」を分けて考えていたのかなぁ〜・・・亡くなる二ヶ月前に僕のライブにお願いした訳ではないのですが、具合が悪い中わざわざ私のライブに歌いに来てくれました、楽しかったなぁ〜。声は全盛期の三分の一位のものでしたが、素晴らしい歌声でした。会場に来ている人も涙涙でした。亡くなる半年前、尾崎さんが1月1日生まれなので、お正月とバースデーを兼ねて知人のお宅で私の家族と鍋パーティーを開いた時の事、やっぱりミュージシャンなんだなぁ〜って思いましたね。何曲歌ったろう!?ずーっと歌ってました。楽しかったんだね。亡くなってから余計に思う事なのですが、もっともっと一緒に楽しみたかったなぁ〜って思います。互いに老いても楽しみたかったね・・・それも叶わぬ夢で有ります。(合掌) 」