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Botenshu

大川繁詩集 笑いと涙の大川わーるど


「幼稚園」 

幼稚園でお前と出会ったんやったなぁ
毎日手をつないで一緒に遊んだわ
弁当もふたりで仲良く食べたなぁ
幼稚園でお前と出会ったんやったなぁ

小学校の頃は お互いの家に泊まりにも行ったなぁ
赤と黒のランドセルや 宿題も一緒にしたなぁ
喧嘩と仲直りを何度も繰り返したなぁ
小学校の頃は お互いの家に泊まりにも行ったなぁ

お前が引っ越してしもたんは中学に入る時や
心に穴が開いたように寂しい風が吹きぬけたわ
唯一の楽しみが手紙やった
お前が引っ越してしもたんは中学に入る時や

高校ではお互いスポーツに明け暮れたなぁ
お前を忘れた訳やないねんけど
手紙も書かんようになってしもうたわ
高校ではお互いスポーツに明け暮れたなぁ

それぞれに恋人がでけたんは大学時代や
恋の悩みを相談しあったりしたなぁ
そやけどお前に彼氏がおるのはなんか嫌やったわ
それぞれに恋人がでけたんは大学時代や

お前が事故で入院したんは 社会人になってすぐや
我を忘れて病院に駆け付けたで あの時は
俺の血を輸血してお前は助かった
お前が事故で入院したんは 社会人になってすぐや

やっぱり俺の嫁はんはお前しか考えられへんかった
そやけど今更プロポーズなんかようせんしなぁ
そんでも気付いたら結婚して小さな店を持ってたんや
やっぱり俺の嫁はんはお前しか考えられへんかった

子供がでけたんは店が順調になった頃や
お前は子育てしながら店も手伝ったくれたなぁ
子供の寝顔を見たら商売の疲れも癒されたわ
子供がでけたんは店が順調になった頃や

孫がでけた頃にはふたりとも白髪混じりやでぇ
いつの間にか爺ちゃんと婆ちゃんやがな
孫を見ると 幼稚園の頃の俺らを 思い出したわ
孫がでけた頃にはふたりとも白髪混じりやでぇ

年老いて俺はボケてしもうたなぁ
お前や家族のことが判らんようなってしもうたんや
そやのにお前は俺の面倒を見てくれたんやなぁ
せめてふたり仲良くあの世に行きたかったなぁ

お前が先に旅立ったんは それからすぐや
あれやこれや苦労かけたなぁ おおきになぁ 堪忍やでぇ
俺もすぐそっちへ旅立つわ
俺とお前が出会ったんは幼稚園

大川繁作詞 志賀由美子作曲


2018/7/29 @Big River
大川繁vo,hmc志賀由美子g下梶谷雅人g中村泰介key




2018/5/27 @Big River
大川繁vo,hmc志賀由美子g下梶谷雅人g野田ユカkey中村泰介key